ギターを始めたばかりの頃、「コードは押さえられるようになってきたけど、なんだか演奏が単調に感じる…」と感じたことはありませんか?
そんなときにグッと演奏を大人っぽく、そして感情的にしてくれるのが「アルペジオ奏法」です。
私自身、ストロークばかり練習していた時期にアルペジオに出会って、「あ、ギターってこんなに表情がつけられるんだ」と感動しました。
最初は難しそうに見えるかもしれませんが、コツをつかめば初心者でも十分弾けるようになります!
※アルペジオの弾き方で動画で見たい人はこちら
🌿 アルペジオってそもそもなに?
アルペジオ(Arpeggio)は、コードを「ジャーン」と一気に鳴らすのではなく、1本ずつ弦を順番に弾く奏法です。
たとえばCコードを押さえているときに、
5弦 → 4弦 → 3弦 → 2弦 → 3弦 → 4弦
といった具合に、ゆっくりと弦をつまびいていきます。
この「1音1音を大切に鳴らす」感覚が、アルペジオの最大の魅力。シンプルなのに心に響く音になります。
🧠 基本の右手フォーム
アルペジオでは、右手のフォームがとても大事です。
- 親指(P):6弦・5弦・4弦を担当
- 人差し指(I):3弦
- 中指(M):2弦
- 薬指(A):1弦
この4本を固定しておくと、手が安定して音がバラつきにくくなります。私も最初はバラバラに弾いていてリズムが崩れがちでしたが、この配置を守るようにしただけで一気に整いました。
👉 まずはCコードやAmコードなど、簡単なコードで「P・I・M・A」の順番を覚えると◎
⏰ 毎日5分でできる練習メニュー
アルペジオを自然に身につけるには、「1日少しずつ、でも毎日」弾くことが大切です。
以下のような短いルーティンがおすすめ👇
- コードを押さえる(Cなど)
- メトロノームをゆっくり(60BPM)にセット
- P → I → M → A → M → I の順番で繰り返す
- 音の粒をそろえることに集中!
最初はスピードより「音のきれいさ」を優先してください。雑に速く弾くよりも、1音1音を丁寧に鳴らすことでアルペジオは本当に“歌い出します”。
✨ 感情を込める
アルペジオは「テクニック」というより、気持ちが音に出る奏法です。
その日の気分で音の柔らかさも変わるので、私はよく「深呼吸してから弾く」ようにしています。そうすると自然と手の力が抜けて、音も優しくなります。
また、好きなバラード曲を耳コピしてアルペジオで弾いてみると、練習が一気に楽しくなりますよ。
📌 よくあるつまずきポイント
- 指が弦に引っかかる → 爪を少し整えるだけで滑らかに
- 音がバラつく → 弦を弾く強さを均一に意識
- リズムが崩れる → メトロノームは必ず使用!
小さなつまずきは、誰でも経験します。焦らず「1日5分」を続けることで、気がつくと指が自然に動くようになっています。
🎶 まとめ
アルペジオは、初心者でも「音楽らしさ」を一気に表現できる魔法のようなテクニックです。
最初は難しく感じても、丁寧に練習すれば必ず身につきます。むしろ、ゆっくりと丁寧に弾ける人ほど、上達が早いです。
あなたもぜひ、今日からアルペジオを練習に取り入れてみてください。
静かな夜、自分のギターの音だけが響く瞬間は…きっと特別な時間になりますよ🌙
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